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  1. 世田谷区議会 2004-05-31
    平成16年  5月 清掃・リサイクル対策特別委員会-05月31日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    平成16年  5月 清掃・リサイクル対策特別委員会-05月31日-01号平成16年 5月 清掃・リサイクル対策特別委員会 世田谷区議会清掃・リサイクル対策特別委員会会議録第五号 平成十六年五月三十一日(月曜日)  場  所 第四委員会室  出席委員(十三名)    委員長       山木きょう子    副委員長      板井 斎              新川勝二              菅沼つとむ              新田勝己              山内 彰              栗林のり子              長谷川義樹              山口 拓              竹村津絵              小泉たま子              羽田圭二              下条忠雄  事務局職員    議事担当係長    岡本守広
       調査係主事     星野香子  出席説明員   玉川総合支所    区民部長      室本修司   清掃・リサイクル部    部長        堀川能男    管理課長      内田政夫    計画担当課長    藤野智子    事業課長      藤間和夫    世田谷清掃事務所長 千葉正人    玉川清掃事務所長  兎澤幹雄    砧清掃事務所長   薄根義信   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成十六年度主要事務事業について   (2) 平成十五年度ごみ量について(速報値)   (3) 環境基本計画一般廃棄物処理基本計画の改定に係る区民意見交換会の開催について   (4) 世田谷清掃工場建設工事入札結果について   (5) 家庭ごみ夜間収集実験地区の選定について   (6) その他  2.資料配付   ・ 「産業廃棄物適正処理の徹底について 廃プラスチックの発生抑制・リサイクルの促進について ―答申―」  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十時開議 ○山木きょう子 委員長 ただいまから清掃・リサイクル対策特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。  それでは、報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成十六年主要事務事業について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎内田 管理課長 それでは、主要事務事業のご説明でございます。  一枚おめくりいただきまして、左側、清掃・リサイクル関係施設がございます。区内には三清掃事務所ございまして、世田谷清掃事務所につきましては、世田谷・北沢総合支所管内のごみの収集でございます。規模が大きいですので、本所以外に弦巻分室がございます。  玉川清掃事務所につきましては、玉川総合支所管内のごみの収集でございます。  砧清掃事務所につきましては、砧と烏山総合支所管内のごみの収集をしてございます。また、砧には不燃ごみの中継の施設ということで、希望丘中継所がございます。  次に、資源化施設といたしまして二カ所ございます。一点目は喜多見資源化センターでございます。場所は喜多見一丁目、東名高速道路下でございます。もう一点は、大蔵リサイクル施設でございます。  最後に、普及啓発施設が三カ所ございます。リサイクル千歳台、粕谷リサイクル工房がございます。ここの部分につきましては、粗大ごみとして出された家具等につきまして手を入れまして、これらにつきまして、希望者の方に抽せんで提供しているものでございます。  最後に、三軒茶屋リサイクル情報コーナーがございます。ここでは、不用品の情報の紹介、リサイクル関係図書の貸し出し、あるいは清掃・リサイクル事業のPR等を行ってございます。  次に、一ページ以下につきましては、各担当課の方からの説明でございます。 ◎藤野 計画担当課長 私の方からは、一ページ目、二ページ目についてご説明申し上げます。  まず一ページ、ごみの発生・排出抑制の仕組みづくりでございます。この部分に関しましては二点ございます。  一点目は、平成十四年度から取り組んでおりました容器包装プラスチック回収実験をもとにいたしました容器包装リサイクル法見直しに対する基本的考え方の検討でございます。本年度は、過去二年間データを収集したものに基づきまして、リサイクル手法別に、コストあるいは環境負荷等のシミュレーションを行って、国の法見直しに対する基本的な考え方を検討したいと考えてございます。  次に、世田谷区の一般廃棄物処理基本計画の改定でございます。通称ごみゼロプランというものでございますが、平成十二年度に東京都から清掃事業移管を受けて、区としての基本計画を策定したものでございまして、おおむね五年程度の期間で見直しをしていくということで、本年度改定に着手するものでございます。この計画改定につきましては、区の基本計画、実施計画、並びに区の環境基本計画等との整合を図るものでございます。本年度末に策定していく予定でございます。  二ページ目をおめくりいただきたいと思います。清掃・リサイクル関連施設の整備でございます。  一点は、世田谷清掃工場建てかえの準備でございます。清掃工場建てかえにつきましては、後ほど入札結果等のご報告をさせていただきますが、本年度夏ごろを目途に解体工事が終了、その後、秋以降、本体の工事に向けて取りかかられる予定になってございます。本体工事の竣工は、平成十九年度末の予定でございます。  ガラスびん資源化施設の運営については、喜多見及び大蔵につきまして、区が回収いたしましたガラスびんを選別、処理、保管する施設として引き続き運営するものでございます。なお、関連施設の回収については資料のとおりでございます。 ◎藤間 事業課長 それでは、私の方から、三ページ目の区民意識の醸成から一一ページ目までご説明申し上げます。  それでは、三ページ目をごらんいただきたいと思います。区民意識の醸成、ごみ減量リサイクル普及・啓発ということでございまして、一番右側の事務事業の内容及び手法ということで、1から7、普及啓発の関係ですのでいろんな事業で取り組んでございます。簡単にご紹介をさせていただきます。  1、普及啓発の冊子を配布したり、ないしはエフエム世田谷を利用したり、こういうようなツールを使った普及啓発、さらにはイベント等の活用、さらにはフリーマーケットの実施団体への支援等を行う。  2でございますが、再生品の利用促進ということで、世田谷ロール、ティッシュを引き続き販売をしていく。  3でございます。生ごみ減量について、家庭用生ごみ処理機購入について一部補助をさせていただく内容でございます。  4でございます。ごみ減量リサイクル推進委員会と連携を図って、生ごみ減量リサイクルキャンペーンを実施するという内容でございます。  5でございます。学校給食調理場から排出される生ごみを東京農大式生ごみ肥料化プロジェクトに提供し、それらの肥料を区内農家の協力を得て、農地への施用実験を、これも引き続き行っていくものでございます。  6でございます。都市基盤整備公団が導入してございますディスポーザ排水処理システムについて、ごみ減量の効果等の検証を行うもの、これも引き続きのものでございます。  7、最後でございますが、学校等への講師派遣、ないしは施設見学等のあっせんを行うという内容になってございます。  一ページおめくりいただきまして、四ページ目でございます。引き続き、区民意識の醸成の部分でございますが、ごみ減量リサイクル普及啓発施設の運営ということで、先ほど施設のご説明も申し上げましたが、リサイクル千歳台ないしは粕谷リサイクル工房三軒茶屋リサイクル情報コーナーの運営を進めていくとともに、区民の利用を一層促進するための方策を検討するという内容になってございます。  次に、大きな事務事業名で、区民主体のごみ減量リサイクル活動の促進でございます。  まず一つ目は、資源再利用活動団体への支援、いわゆる集団回収団体への支援でございます。内容としましては、引き続き支援金の支給ですとか、活動用機材の貸し付け、意見交換会の開催等の支援を実施してまいります。  その次に、ごみ減量リサイクル推進委員会の活動支援ということで、やはり区民主体のごみ減量リサイクル推進委員会と連携を図って活動を支援してまいります。  次に、大きな事務事業事業者主体ごみ減量リサイクル活動の促進でございます。  まず、その中の一点目、商店街等のごみ減量リサイクル活動の支援ということで、ごみ減量リサイクルに取り組む商店街に対して、普及啓発物品ですとか、生ごみ処理機等の機材の貸し付けを行うものでございます。  さらに、事業者主体の部分で、事業系リサイクルシステムルートづくりの支援ということで、これも引き続き実施してございますが、資源回収業者との協力により、区内の小規模事業者の自主的なリサイクル活動を支援するものでございます。  それでは、次ページ、五ページでございます。大きな事務事業名としまして、資源回収事業の充実ということでございます。内容としては、資源分別回収回収計画日量については、そこに古紙、ガラスびん、缶、計上されているとおりでございます。  右側でございます。具体的な内容でございますが、一般廃棄物処理計画に基づき実施するものでございます。1から7まで書いてございますが、回収場所、回収日、回収品目、さらには処理方法、品目ごとの事業種別、さらに7で、昨年からの資源持ち去り対策についても、引き続きパトロール等を実施していくという内容になってございます。  それでは、恐縮ですが、六ページ目をお開きいただきます。資源回収事業の充実の引き続きの部分でございます。公共施設等における拠点回収ペットボトル店頭回収でございます。通称、いわゆる拠点回収と言われているものでございますが、区民の利便性を高めるために、身近な公共施設資源回収をするものでございます。公共施設の部分では、そこに回収品目が紙パック以下掲げてございます。さらには、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、酒販店等の協力を得てペットボトルを回収しているところでございます。  それでは、大きな事務事業名、ごみの適正な排出と効率的な収集・運搬。まず、ごみ収集作業でございますが、収集計画日量として、(1)可燃ごみ、(2)不燃ごみ、(3)粗大ごみ、そこに計上されているとおりでございます。  内容でございますが、ごみ処理作業計画に基づき、区内から排出される可燃ごみ不燃ごみ粗大ごみを収集し、清掃工場に運搬する。粗大ごみにおいては、玉川清掃事務所内及び民間施設において積みかえ作業を行うものでございます。具体的には、1、収集場所、2、収集回数、3、世田谷区粗大ごみ受付センターは表記のとおりでございます。  それでは、引き続き七ページ目でございます。ごみの適正な排出と効率的な収集・運搬の続きの部分でございますが、まず一点目、高齢者等訪問収集事業でございます。これも引き続きの事業でございますが、資源・ごみ集積所にごみや資源を出すことが困難なひとり暮らしの高齢者等に対し、玄関先等から収集するものでございます。対象としては、そこに①から③に掲げてございますとおりでございます。対応世帯としては五百世帯で、現行四百三世帯を実施しているところでございます。  続きまして、早朝収集の実施でございます。これも引き続きの事業でございますが、都市活動が始まる前に町をきれいにし、都市の美観確保のため、ごみの早朝収集を実施するもので、平成十一年十一月より、下北沢駅の南口周辺、平成十四年四月より、三軒茶屋駅周辺で実施しているものでございます。  続きまして、家庭ごみ夜間収集実験でございます。  カラスによるごみの散乱等の被害から町の美観と清潔な町の姿を取り戻すため、家庭ごみ夜間収集実験地区を公募により選定し、諸課題を検証する、こういう内容になってございます。これは本年度の新規の事業でございます。  それでは、引き続き、八ページ目をお開きください。し尿収集運搬作業の部分でございます。こちらの部分は、世田谷区一般廃棄物処理基本計画に基づき、具体的には、砧清掃事務所くみ取り便所のし尿収集及び運搬を行っているものでございます。平成十五年度より、民間委託によって行ってございます。1、収集戸数、2、収集回数、3、搬入先、4、受託処理の部分については表記をさせていただいているとおりでございます。  続きまして、動物死体処理作業でございますが、飼い主等から動物死体の処理依頼があった場合に、引き取って処理をするものでございます。これも民間業者に処理委託をしているものでございます。  それでは、九ページ目でございます。ごみの適正な排出と効率的な収集・運搬、これも引き続きでございます。浄化槽指導業務でございます。  具体的な事務事業の内容でございますが、浄化槽の部分でございますと、浄化槽をお持ちの管理者の指導、ないしは業者の指導、下水道未普及区域の浄化槽清掃経費助成及び浄化槽に関する指導等の業務というふうになってございます。その部分で、1が浄化槽管理者の指導及びPRの部分でございます。2が浄化槽清掃業者の許可、保守点検業者の登録・更新、業者指導の部分でございます。3が浄化槽清掃経費助成に当たる部分でございます。  それでは、一〇ページ目をお開きください。ごみ集積所の美化の部分でございます。資源・ごみ集積所の環境改善ということで、カラスの被害を防止するために、資源・ごみ集積所の調査、ないしはネットの配布、容器出しの指導を行っていくものでございます。1が資源・ごみ集積所被害実態調査を実施するもの。2、ごみ散乱防止ネットの配布の部分です。3、ふれあい指導の実施の部分でございます。  引き続き、清掃指導業務ということで、ごみ、資源の適正な排出方法の徹底という部分でございます。ごみ等の適正処理につきまして、区民、事業者の皆さんとの対話を中心にしてきめ細かな取り組みを行い、ごみ減量手数料制度及び排出方法について、区民、事業者の一層の理解、協力を得るものでございます。  内容としましては、1、有料排出状況等調査・指導を予定してございます。  それでは、一一ページでございます。清掃指導業務の続きでございます。  内容としましては、2、不法投棄対策としまして、不法投棄防止のため、パトロール、ないしは看板の設置、住民への協力依頼、適正排出の徹底を図るものでございます。3、集積所環境改善という部分でございます。区民からの資源・ごみ集積所の美化や新設等についての相談に対応するほか、四戸以上の集合住宅を建設する場合に、専用集積所の確保等を指導する。4、事業用建築物の排出指導の部分でございます。三千平方メートル以上の事業用大規模建築物、ないしは千平方メートル以上三千平方メートル未満の事業用建築物について、立入調査、ないしは指導、助言を行っていくものでございます。5、一般廃棄物の処理業の許可及び業者指導一般廃棄物の収集及び運搬、ないしは処分を業として行う者に対して許可を与えるとともに、適正な処理を行わせるため必要な指導を行う部分でございます。現行の許可業者は表記のとおりでございます。 ◎薄根 砧清掃事務所長 私から、一二ページ、最後のページでございますが、ここの希望丘中継所の維持運営、それから、車両購入、維持について説明させていただきます。  まず、希望丘中継所の維持運営でございますが、ここでは、不燃ごみを圧縮しまして埋立地に持っていくという、その仕事をしております。よく町でごらんいただきます青い色の小型プレス車、これをこのまま中継所に持ってまいりますと効率の面も悪く、道路渋滞も招いてしまいますので、この小型プレスを大体六台から七台分を一つのコンテナにまとめまして、その大きなコンテナを処分場に持っていってございます。大体このコンテナを入れます数でございますが、これは大体十四、五、ないし二十三、四というようなところで、日によって違いますが、推移をしております。  続きまして、車両購入、維持について説明をさせていただきます。  従前、ディーゼル車を持っておりましたが、東京都のディーゼル車に対する規制等がございまして、十五年度中に二トン車、小型プレスについてのディーゼル車は全廃をいたしまして、LPガスないしはCNG、天然ガスの車両へと切りかえたところでございます。ただ、四トン車につきましては、CNGでの四トン車が、大きいものがないということ、LPガスなどではちょっと力が足りないということがございまして、触媒を使うことによって基準をクリアしております。この触媒でクリアすることについては、問題ないものでございます。  買いかえ台数でございますが、十六年度は四トン車を二台、二トン車を二台かえる予定でございます。四トン車というのは、大きな団地などで使うものでございます。現在四台持っておりまして、うち二台を買いかえるというものでございます。 ○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆長谷川義樹 委員 ちょっと教えてもらいたいんだけれども、資源分別回収ガラスびんが日量二四・五トンだから、年間だと千トン以上になると思うんだけれども、このガラスびんは、ガラスびん資源化施設の運営というので一億三千百六十三万円と載っているけれども、これは全部ここに運ばれて、選別、処理、保管するのかということ。  それからもう一つは、ガラスびんは生きびんということを言いますよね。それで利用価値をつくらなければ資源化した意味はないわけだけれども、この資源化センターに入ってきたびんというのは、行方はどうなっているんですか。 ◎藤間 事業課長 ガラスびんの行方のお話かと思われますが、ごみ資源集積所から、区民の方から排出されましたガラスびんを収集、運搬しまして、先ほど施設でご説明申し上げました、喜多見資源化センター、ないしは大蔵リサイクル施設で、まず、委員ご指摘にもございました生きびん、リターナブルびんという部分、ビールびんに代表される部分です。これはこれで集めまして、びん商といいますか、そういう繰り返し使えるびんを扱う業者にお渡しする。それと、ワンウェーびん、一回こっきりのびんにつきましては、ご案内のとおり、容器包装リサイクル法という法が設けられまして、色選別をして、それで一定の圧縮処理をかけたものを容器包装リサイクル法に基づいた再商品化義務者といいますか、容器の販売業者が義務化されていますので、そこに引き渡す、そういう内容になってございます。 ◆長谷川義樹 委員 例えば生きびんなんかは、多少金になるの。全然金にならないの。 ◎藤間 事業課長 今お話しさせていただいた、生きびんですので繰り返し使えますので、十分ではございませんが、一定程度売れている部分がございます。 ◆竹村津絵 委員 三ページの生ごみ処理機の補助の件で伺いたいんですが、家庭用の生ごみ処理機に補助をつけているというのは毎年やっていると思うんですけれども、今回の二百件という件数は、経年的に見て、これはどうなんでしょうか。ふえているんでしょうか、減っているんでしょうか。  それと、これは実際にやった方たちからの意見というか、その後どうなのかというようなことを、もう一度情報収集されているのかどうかをちょっと教えてください。 ◎藤野 計画担当課長 台数の件につきましては、この間、平成十二年度から経年的に二百台を切ってございまして、百五十台、百六十台のレベルで推移してございますので、件数的には、この範囲で足りるというふうに考えてございます。  それから、購入補助を受けた後の利用の実態でございますが、かつて一回利用者アンケートというのを実施してございますが、その後はちょっと、二回、三回の継続的な追跡調査は、現時点ではしてございません。ただ、一回目に調査した範囲では、私どもが想定しますよりも多くの継続的な利用状況が確認されてございます。 ◆竹村津絵 委員 平成十二年度以降二百台を切っているということは、利用もだんだん鈍ってきているというか、やってみようという人が減っているということもあると思うんですね。  それと、前回の委員会でも昨年度のごみの組成のお知らせがありましたけれども、生ごみが四〇%ということで、やっぱりこれからの大きな課題だと思っております。ここをうまく使ってといったら変なんですが、情報収集する非常にいい事業だと思いますので、利用者の方からの意見は常にとって、改善していくとか、どういうふうにしたら、今やっていない人もやってみようと思うのかとか、そのあたりをぜひ普及啓発をお願いしいたいと思います。これは要望としてお願いいたします。 ◆羽田圭二 委員 関連なんですけれども、生ごみ処理機によって出される肥料等というふうに言った方がいいかもしれないですけれども、乾燥されたものだとか、一定のすぐ使える肥料があろうかと思うんですが、その辺の利用状況はご存じでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 基本的には、ほぼご家庭の中で工夫して利用されている、あるいはお知り合いの方にご利用いただくというような形で賄われている、回っているということの中で継続的な利用が進んでいるというふうに認識してございます。
    羽田圭二 委員 その辺をお聞きしたのは、結局、現状でいいますと、例えば家庭で自分の植木だとか野菜だとか、農園なんかを借りている方は、そういうのを利用したりすることはできるかと思うんですが、それがない場合には、捨ててしまうか、つまり、乾燥されたもの等々については、そのまま生ごみと一緒に捨てる以外にないのではないかと思うんですね。  そうすると、これはたしか前から言われてきたかと思いますけれども、この農大生ごみ肥料化プロジェクトがつくられるときに、一定のそういうルート、つまり肥料化していくというようなルートがもう一方で考えられないと、結果的には、先ほどの竹村委員の質問じゃないですけれども、頭打ちになっていくのではないかなと。つまり、一定の段階までは生ごみ処理機を家庭に普及することはできるかと思いますけれども、それ以降、肥料等々の使い道ルートがなければ、電気代もかかりますから、生ごみにして捨てた方が手っ取り早いというふうにもなりかねないと思うんです。ですから、その点は少し検討していく必要があるのではないかなと私は思うんですけれども、それも意見として申し上げておきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 一〇ページの清掃指導業務というところでちょっとお尋ねしたいんですけれども、事業系のごみについてなんですが、正しく出されているかどうか。また、そこら辺をちゃんと把握していらっしゃるかどうか、現状をちょっとお伺いしたいんです。 ◎内田 管理課長 ここの部分は、特に商店街を中心にということで、事業系のごみが出るところを各清掃事務所において指導を行っております。今回、主要事務事業のところで載せさせていただいたのは、今までも調査、指導を行っているんですけれども、今年度もさらにそれを強化するということで、ある一定期間の部分で、事業系のごみがどのぐらい出ていて、どのぐらいシールが適正に張られているかどうかを調査いたしまして、それに基づいて指導していきたい、そういうふうに考えております。 ◆小泉たま子 委員 複数の方から伺っているんですけれども、なかなかシールを張らないで巧妙に出している業者がいるので、注意をすると、またそれを従業員が分散して遠くへ置いてきているというようなことで、大体わかっておられると思うんですけれども、結局迷惑するのはまた近所の人たちで、そこのコミュニティーが壊れてくるというようなことがあったりして、やはりきちんと徹底した指導をしていかなければいけないんじゃないかと思うんです。一生懸命まじめにやっている人が、えっというようなことがないように、特にこの点、きちんと指導していただくように要望いたします。 ◆山内彰 委員 七ページの家庭ごみ夜間収集実験です。これは公募により、もう選定されていると思うんですが、この前ちょっとしたところで話があったんだけれども、きちんと説明がなされているかどうか疑問が出てきたんです。そのときに地域の人たちにきちんと説明をしているか。何か地域と行き違いがあるような気がするんだけれども。 ◎千葉 世田谷清掃事務所長 要望のありました地区につきましては、例えば町会の役員会等に出かけていきまして、あくまでも実験だということ、それと、それに関連して、ある時期が終わるともとに戻るということで、かなりの部分で理解はいただいているのかなというふうに思います。  ただ、あくまでも全世帯に対する説明ということではございませんので、これから、その辺誤解のないような形で、いわゆるせんだって申し上げたかと思いますけれども、つまりチラシ等の全戸配布とか、あるいは集積所の表示についても、「夜間収集実験中」等々表示をして、実験の趣旨と、あるいは排出時間、そういったもののそごがないように細かく対応していくというふうなことで、基本的に応募のあったところの部分の代表者の方々等については、一定程度理解を得られているのではないかと、現場サイドではそういうふうに感じております。 ◆山内彰 委員 後ほどまたご報告があると思うんですが、でも、その区全体に対しての説明不足というか、きちんと理解されていない方々がいて、やっぱりそのことがいろいろなところで話に出てきて、逆にまぜこぜにしてしまっているような状況があるので、その辺もよく調査してみて、これからこの実施に当たって頑張っていってほしいなと思っております。 ◆羽田圭二 委員 八ページの一番下に動物死体処理作業というのがあるんですけれども、これは「飼い主等から」というふうに書かれています。念のためお聞きしておきたいんですけれども、範囲をどういうふうにしているのか。「飼い主等」というのは、飼い主じゃない場合もあり得る、例えば自分の庭で動物が死んでいたとか、そういうケースも当てはまるのかどうかということですね。 ◎内田 管理課長 ご指摘のとおり、「飼い主等」の中には、今お話がありました自分の管理する敷地内で、犬ですとか猫ですとかが亡くなった場合についてもここの部分ということで、区の方に依頼があれば、引き取って処理をするという内容でございます。 ◆羽田圭二 委員 犬、猫という話だったんだけれども、例えばヘビとかいうのはどうですか。 ◎内田 管理課長 ケースは少ないかと思いますけれども、ヘビも該当いたします。 ◆新川勝二 委員 三ページの学校給食調理場から排出される生ごみの東京農大式生ごみ肥料化プロジェクト、これはどのぐらいの量が排出されるわけですか。 ◎藤野 計画担当課長 調理場の方から日量四百キロ強搬入いたしまして肥料化を。そのほかにも、農大の大学内、あるいは近隣のスーパーマーケット、両方合わせまして肥料化を進めているところでございます。 ◆新川勝二 委員 方式は、どういう方式になっていましたか。ちょっと忘れちゃったもので申しわけありませんが。 ◎藤野 計画担当課長 いわゆる生ごみをまず入れまして、乾燥させたところに尿素を数%入れて、肥料で、取り扱いしやすいように、ペレットというんですけれども、ぐちゃぐちゃにならないような成形をしまして、肥料として最終的に仕上げているものでございます。 ◆新川勝二 委員 この期間は、どれぐらいで肥料になるわけですか。 ◎藤野 計画担当課長 大体数時間で。それがこの農大方式の、ある種売りと申しましょうか、長いことかけないで一連の工程の中で作業が連続的に進められて、どこかで途中滞留をするというような形にはならないというものでございます。 ◆新川勝二 委員 先ほど羽田委員からもお話があったことと関連しますけれども、できた製品を処理するというんでしょうか、それが一年間続いて安定的にこれを使用していくというのはなかなか大変だなというふうに思いますけれども、これはどうなんですか。 ◎藤野 計画担当課長 今、農大の近辺、桜丘管内の農家、数戸の方に野菜等の栽培にご利用いただいております。今、実験機でやっておりまして、規模としては、それに農大の中の施用実験というのもございますので、ほぼそれで利用されて回っているような状況というふうに伺ってございます。 ◆新川勝二 委員 これは、よく川場村でつくっているような「ひこばえ」というような、ああいう形の製品ですか。違うんですか。 ◎藤野 計画担当課長 一応堆肥とは違いまして、肥料としてご利用いただく形というふうになってございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に、(2)平成十五年度ごみ量について(速報値)、理事者の説明をお願いいたします。 ◎内田 管理課長 それでは、平成十五年度ごみ量について(速報値)でございます。  二十三区のごみ量につきまして、清掃協議会におきまして速報値がまとまりましたので、ご報告をいたします。  1の概要でございます。収集量で四角く囲まれている表にあるとおり、十五年度のごみ量、二十三区の行政が収集を行います区の収集のごみ量と業者が持ち込みます持ち込みごみ量を合わせまして、約三百四十八万七千トン、前年度と比較いたしまして、約一万三千トン、〇・四%の減少でございます。内訳といたしまして、行政の区収集部分につきましては、前年度比約四千トン減少いたしまして、二百三十三万二千トン、率にして〇・二%の減でございます。持ち込み量につきましては、前年度と比べまして、約一万トンの減少、百十五万五千トン、率にして〇・八%の減少でございます。  表の部分の米印、区収集の内訳でございます。これを見ていただきますと、可燃ごみにつきまして若干減っている。不燃ごみにつきましては〇・一%量が上がっている。この管路といいますのは、有明清掃工場の臨海副都心の部分で地下にパイプラインがございまして、それに伴って収集している量。最後に粗大ごみということで、おのおの前年度比記載のとおりでございます。  それでは、二ページをお開きください。参考といたしまして、世田谷区におけるごみと資源の回収量の速報値でございます。  まず、ごみ量でございます。可燃ごみにつきましては、前年度比若干〇・六%の減でございます。不燃ごみにつきましては若干ふえている。粗大ごみにつきましても四・五%ふえているということで、ほぼ二十三区全体の傾向と同様な形でございます。持ち込みのごみ量につきましては、これは区内の三清掃事務所の受け付けの量でございますので、区内から発生した量ではございません。これにつきましても下がっているということでございます。全体総計といたしまして、昨年度比、三角の〇・七%ですので、ほぼ横ばいというふうに見ることができると思います。  次に、資源回収量でございます。横に回収の方式について掲げてございます。集団回収、そして分別回収につきましては、資源・ごみ集積所において、古紙、びん、缶を回収するシステム、拠点回収公共施設等で回収するシステム、店頭回収につきましては、コンビニエンスストア等でペットボトルを回収するシステムでございます。そして、その合計が計となっておりまして、一番右端、事業系リサイクル、これは民民の契約でございますけれども、ここの部分は、区内の事業者が紙とか古紙、新聞、びん、缶、これらにつきまして回収するネットワークのシステムができ上がってございます。この量でございます。  縦につきましては、回収の品目、紙類、びん、金属、布、ペット等々がございます。一番下の欄を見ていただきますと、集団回収につきましては、昨年度比四%上がってございます。分別回収につきましては、三角の一・二、拠点につきましては一三・九%の減、店頭回収のペットボトルにつきましては六%の増、事業 系リサイクルにつきましては一〇%の減でございます。  ここの部分をもう少し年度別ということで推移をあらわしたのが、右側、三ページの資源回収量の推移でございます。  最初に、集団回収につきましては四%増になってございますけれども、これを見ていただきますと、古紙の部分と、若干布の部分がふえているという傾向が読み取れます。分別回収につきましては、古紙につきましては、ほぼ同じでございますけれども、缶の部分が減っているという傾向でございます。拠点と店頭回収は合わせての部分でございまして、トータルで上がってございます。この部分につきましては、ペットボトルの量の回収がふえているということが読み取れます。今年度から事業系リサイクルと世田谷区としての事業者としての庁内リサイクル、収集の方式が事業系リサイクルの方に入ってございますので、ここの部分は、トータルとしての数字を掲げているということでございます。右下、合計ということで、これは年間のトンでございます。昨年度と比べまして、若干資源の回収につきましては全体として下がっているという状況でございます。  今後、これらの数字につきまして分析をして、今後の清掃リサイクル事業に反映していきたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。 ○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆新田勝己 委員 ちょっと話が外れるかもしれませんけれども、国の方がこういうのを、きのうのニュースだったかな、忘れちゃったんだけれども、ごみ減量を推進するべく、収集の有料化というような話が出てきているんですよね。これは国が地方自治体に向かって有料化を進めるべくということで、そういう話が、この二十三区清掃一部事務組合の中でも議論されてきているのか、これからされようとしているのかというのはあるんですかね。 ◎内田 管理課長 二十三区全体といたしまして幾つか検討してございますけれども、その中で、家庭ごみ有料化の検討という項目が入ってございます。ここの部分では、他の自治体がどういう形で実施をしているのか、あるいは検討しているのか、その成果はどうなのかということで、今資料を集めているところでございます。 ◆新田勝己 委員 家庭系のごみの有料化というのは一部事務組合で決めるわけですか。それとも、世田谷は世田谷で、ごみ減量を一生懸命推進しているからという形なのか、それを置いておいても、世田谷区の議会の中で議論して、それで決めるところの機関へ持っていった方がいいのか、そういう方法があるのか。そのもろもろのことをちょっと伺いたいんだけれども。 ◎内田 管理課長 家庭ごみの有料化につきましては、これは収集、運搬の段階ですので、決定するという話になりますと、収集、運搬を担っているところが行うということですので、清掃一部事務組合ではなくて、二十三区という形になります。  ただ、二十三区の中の関係でいえば、単独で行うのか、全体で行うのか、他区への影響という部分がありますので、検討するに当たっては、そういう部分の影響でも考える必要があるというふうに考えてございます。 ◆山口拓 委員 十五年度の速報値ということで出てきたわけなんですが、一部事務組合の方向転換で今後地域処理になっていくと。清掃工場の建てかえも間近に迫っていて、このごみの量がどういうふうに推移をしていくかというのは非常に大きな課題になってくるわけなんですが、そのブロックとされる、地域とされるところのごみ量というのは、詳細に推移を把握されているんでしょうか。 ◎内田 管理課長 収集につきましては、行政が行います区の収集と持ち込みごみ量ということで、一廃業の許可業者が収集する二つに分かれてございます。行政回収につきましては、これは先ほどご説明したとおり、数字については明確にわかるんですが、業者が回収する部分につきましては、区境を超えて部門収集する、作業場所と言っているんですけれども、そこの部分を複数の箇所を回収して清掃工場に搬入するという形になってございますので、そういう意味においては、今現在、正確に区内から発生する、いわゆる事業者が持ち込むごみ量ということで、区内から発生する部分につきましては正確には把握できていない状況でございます。 ◆山口拓 委員 質問の仕方を変えましょう。例えば二十三区のごみ量というものが減少しているんですが、世田谷区の清掃工場にかかりそうな地域のごみ量も減少していると世田谷区では考えていますか。 ◎内田 管理課長 清掃工場の部分につきましては、二十三区にある清掃工場の中で、どこのごみをどの工場に持っていくという部分につきましては、現在、清掃一部事務組合が搬入調整ということで調整をしているところでございます。ですので、量の部分につきましては、ちょっと今の段階で明確にどうこうというわけではございませんけれども、例えば清掃工場のプラントの部分につきまして、中間点検でとまっている等々の部分を勘案しまして、どこの工場に持っていくという形で調整します。  今現在、区収集で清掃工場に入れておりますのが、千歳清掃工場と目黒工場と大田区にある多摩川清掃工場でございます。 ◆山内彰 委員 速報値が出たんですが、今後、区としては、ごみ量は減っていくと見ていますか。今後の予測というのをちょっと教えてください。 ◎内田 管理課長 ごみの部分につきましては、予測が大変難しいというふうに思ってございます。平成元年から、東京都の時代から右肩下がりで来ておりまして、これは景気の変動等、あるいは事業系のごみの有料化等々もあったかと思います。十二年度以降、ごみ量を見ていきますと、全体で、区収集と、それと業者が回収する部分につきましては、ほぼ横ばいの形になってございます。可燃と不燃の若干の入り繰りという部分はございますけれども、ほとんど三百五十万トン前後で推移しているという部分がございます。  それから、リサイクルの部分の意識ということがかなり区民の方、業者の方に浸透してございますけれども、今後、経済の状況、物流の部分が今よりも活発になってくれば、それに伴って、ごみあるいは資源の部分が出てこようかと思いますので、これにつきましては、今推移を見守っているということで、なかなか上向きなのか下向きなのかというのは難しいところでございますけれども、できれば下向きの方が望ましいというふうに考えてございます。 ◆山内彰 委員 実は世田谷の清掃工場の問題もあるし、ごみ量というのは、やっぱり敏感になってくると思うんです。今、経済ということでお話があったんですが、実は資源回収して、この総トン数合わせて、例えばこれは幾らになるかというのが、これからの清掃事業を考えていく上に必要だと思うんです。収集したものでおおよそわかれば。わからなければ、それをちょっと計算して、このくらいの金額になりますよと。そうしたら、また次の方法が出てくるんじゃないかと思いますので。わかれば今教えていただいて、もしわからなければ、後ほど出していただければありがたいなと思います。 ◎内田 管理課長 収集、運搬、全体の総額と、それとあと品目にわたる、どのぐらい処理経費がかかっているのかということで、昨年度、資源の部分と、ごみの部分ということで計算してご報告をさせていただきました。今年度はなるべく早い時期、もう少し細かい部分で算定をさせていただきまして、この委員会にもご報告させていただきたいと思います。 ◆山内彰 委員 この回収というのは、リサイクルしたものの金額、例えば新聞とか段ボールとか、ペットボトルはどうかわからないけれども、そういうものの金額を教えていただけると、今後の見通しとして我々もいろいろ考えができると思うんですが、それはもうやっていないんですか。例えば、新聞が何トンだったら幾らになっているということ。 ◎内田 管理課長 資源として回収したものにつきましては、これは市況ということで一定ではございません。売却ということもありますし、場合によっては逆有償ということもございます。ただ、そこの部分は私ども把握をして、最終的に年間で資源の歳入について幾らということで議会にも報告してございます。その内訳についても、なるべく細かくできるような形で報告させていただきたいと思います。 ◆竹村津絵 委員 今のご報告でペットボトルの回収量がふえているというご指摘がありました。捨てられていたものがリサイクルに回っているということですと非常にいいんですが、ペットボトルは生産量自体が非常にふえているというふうに聞いていまして、容リ法ができる前よりも三割も生産量がふえたということを非常に懸念しております。この件に関しては、先ほどご報告があった主要事務事業の筆頭にあります、容リ法の見直しに対する基本的な考え方の検討ということで区は取り組まれていると思います。一方で、東京都は、今後またプラスチックは埋立不適物ということで、プラスチックをめぐるリサイクルとか処理の現場というのも、後で審議会の資料配付がありますので、ご報告もあると思うんですが、プラスチックをどうするかということ、リサイクルがどうなっていくかということは非常に過渡期にあって、大きく動いている時期だと思います。ぜひこの件につきましては、区のデータ、大きな資料になっていくと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいとお願いいたします。 ◆羽田圭二 委員 今の関連なんですけれども、この三ページの資源回収量の推移のところで、缶とペットボトルほかというのがありますが、要するに、ペットボトルの数字が増加傾向にあるということがこれでわかるんですね。逆に、缶の方が減っているというのがこの数字で出ているわけですけれども、これだけですべてを語ることはできないかと思うんですが、今のお話も含めてで、ペットボトルが増加傾向にある。当然、缶からペットボトルへ変更しているというのが大半だとは思うんですけれども、今後のあり方として、これはさっきの事業計画の中にもありましたが、区民に対してどういう働きかけをしていくのか、これもかなり重要だと思うんです。ペットボトルを使用しないようにといっても、なかなかそうもいかないと思うんですけれども、その辺、何かお考えがあれば、ちょっとお聞きしておきたいと思うんです。 ◎藤野 計画担当課長 ペットボトルについては、特に、かねてから環境に関心のあった消費者団体などの立場も、製造そのものに当初から疑問符を出していた。やはり始まってしまえば、どんどん小型化が進んで使い勝手がよくなっているというところで、これを根本的にどうしていくかというのは難しいだろうと思いますが、利便性と環境の問題をトレードオフにはしたくないわけですが、事業者の考え方というのを、この容リ法の見直しの中で改めてきちんと国全体の中で位置づけていく必要があろうかというふうに思っております。区としましても、回収量がふえているということで、さらに今の段階で大きくこれを回収する方向にかじをとる段階ではないだろうというふうに思ってございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 それでは次に、(3)環境基本計画一般廃棄物処理基本計画の改定に係る区民意見交換会の開催について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎藤野 計画担当課長 本件につきましては、区民生活常任委員会と本委員会、あわせ報告をさせていただくものでございます。  環境基本計画及び一般廃棄物処理基本計画、この私どもの方の一般廃棄物処理基本計画は、環境計画におきましても分野別計画に位置づけられているものでございまして、本年度、両計画同時進行の形で改定を進めていくことになってございます。関連性もかなり高い計画同士でございますので、それぞれの計画の方向性あるいは基本的な考え方について、一緒に合同して区民の皆様方のご意見、ご提案をお聞きしたいということで意見交換会を開催するものでございます。  日程につきましては、六月二十二日を皮切りに、夜間、昼間折り合わせるような形で、各総合支所一回ずつ開催する予定にしてございます。  周知の方法でございますが、「区のおしらせ」六月一日号に掲載しますとともに、ホームページに掲載をさせていただきます。また、環境活動団体、あるいは私どもの方の関係団体等にも案内チラシをお配りしまして、積極的なご参加を呼びかけていきたいというふうに考えてございます。 ○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆栗林のり子 委員 一つ質問させてください。  これは申し込み制になるんでしょうか。申し込み制だとすると、先着順という形になるんでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 当日、申し込まずに、随時どこの会場にでもご参加いただく形で考えてございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に、(4)世田谷清掃工場建設工事入札結果について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎藤野 計画担当課長 世田谷清掃工場の本体工事入札につきまして、結果が一部事務組合より連絡がございましたので、ご報告をさせていただきます。  入札日はこの五月十日でございました。  工事概要につきましては、焼却設備につきまして、連続運転式のガス化溶融炉で、キルン式または流動床式ということで、百五十トン炉二基、灰溶融設備につきましては、燃料加熱式、または電気加熱式ということで、六十トン炉二基でございます。施設建物は、工場棟一棟ほか、計量棟、あるいは車両の洗車棟でございます。  煙突につきましては、外側については引き続き既存のものを使用してまいりますが、内筒を取りかえる形になってございます。  落札者は、川重・飛島・地崎建設共同企業体でございます。したがいまして、プラント方式は流動床式のガス化溶融炉、灰溶融炉につきましては電気加熱式ということになります。  予定価格百七十五億一千八十五万円のところ、落札価格が百六十六億七千四百万円でございました。いずれも税込みでございます。  他の入札状況は、6に表記してございますとおりでございます。  今後の主なスケジュールでございますが、契約は六月の一部事務組合議会で議決後、正式に決定というふうになりまして、今回の入札方式が性能発注ということでございますので、本契約後実施設計に入り、順次工事に向けての準備を進めていくことになります。いわゆる躯体の工事に入ってまいりますのは十七年度に入ってからでございます。なお、本体工事にかかわります工事説明会、住民対象の説明会は、九月の中旬ごろに予定をしているというふうに聞いてございます。  なお、一部事務組合からは、この本体工事に係ります住民説明会開催前に本契約が確定した後、ぜひ世田谷区議会の先生方にも本体工事の件について、住民説明会で説明するようなことをあらかじめご説明をしていきたいというようなお話も伺ってございます。 ○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆羽田圭二 委員 本体工事の説明をやるというのは、この間の経過からいうと当然なんですけれども、入札結果の経緯とか、検討内容、つまり、どうしてこういうふうに決定をされてきたのかとか、その辺を含めて、できれば説明をいただきたいんですけれども、それは伺っているんでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 この本体工事につきましては、昨年秋から技術審査というものを半年間行ってきてございます。技術審査に参加するに当たりましては、当然この連続運転式ガス化溶融炉の運転実績があるというようなところが一つ条件に当たろうかと思います。  なお、炉の規模につきましても、おおよそ日量百五十トンでございますので、その十分の一の十五トン以上の実績があるというようなところの各プラント業者がJVを組みまして、この技術審査の方に参加をしてきたというところでございます。  約半年の技術審査を経て、一部事務組合が要求する一定水準以上の技術力等々があるという判断がされたところが、今回の入札に参加したというふうに聞いてございます。 ◆栗林のり子 委員 今のご質問に関連してなんですけれども、やはり落札価格が金額的にほかと比べますと安いところに決定されているということがクローズアップされてしまって、どうしても中身の内容の部分が非常に不安に思うところなんですけれども、今おっしゃったそういう技術的なものとか、あと、企業はどこも一流企業でいらっしゃいますから、それなりのランクづけだとは思うんですが、環境問題にどれほど取り組む姿勢があるかとか、さまざまなそういう中身の面の比較された部分の情報公開みたいなものはできるんでしょうか。それはしていないんでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 基本的には、技術審査の段階におかれても、当然本工事、建てかえ工事の事業を推進するに当たりましては、環境影響評価、いわゆるアセスメントを実施してきてございまして、そこでは、かなりいろいろな意味で、環境面の安全の確保というのは、アセスメントの過程の中で区民の皆様方にお約束をしているものでございますので、当然、今回技術審査に臨むに当たっては、そういうものもクリアできるということがベースのところで判断されているというふうに考えてございます。 ◆山口拓 委員 先ほど半年の技術審査があったという話を聞いたんですけれども、この入札にかかって、区はどのように意見をしたり、かかわってきたのかというのは、どうなんでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 基本的には一部事務組合の事業でございますので、区がかかわるという場面というのはないわけでございますが、当然この間、いろいろな意味で、新しい技術であるガス化溶融炉の安全性、環境の確保の問題等々は、繰り返し議会、区民の皆様方からもご指摘をいただいているところで、その都度ごとに、あるいは区としても、その辺のところは繰り返し一部事務組合の方には申し入れをしてきている、そういうことを踏まえて、十分慎重に技術審査が行われ、今回の入札になったというふうに考えてございます。 ◆山口拓 委員 さっき十五年度の速報で、正確な量を把握し切れないし、地域もまだ決まっていないというお話だったんですけれども、では、世田谷区としてなぜこの百五十トンなのかという、その根拠というのは一部事務組合から説明はあったわけですか。 ◎藤野 計画担当課長 基本的には、二十三区全体で共同処理をしていくという考え方でございますので、二十三区全体のごみ量に二十三区内にございます二十一清掃工場が全体として対応できるということでございます。世田谷清掃工場の建てかえにつきましては、ご案内のとおり、旧工場は、形式的には炉の規模として九百トン、実質的にはほぼ六百トンで回していたものを、今回建てかえ後は、その半分の量にするということでございます。基本的には、持ち込みごみ量等々、あるいは季節変動の関係等々で、しかるべき余裕というのも確保する必要があるということの判断の中で、今回、世田谷清掃工場の処理能力が考えられたというふうに認識してございます。 ◆山口拓 委員 先ほど新田委員の方からもお話があったわけなんですけれども、また機運が変われば、ごみやリサイクルに対する認識が大きく変わると、ごみ量が大きく減少傾向に行く可能性だって当然あるわけですよね。それはやっぱり一つの大きな機運になり得る可能性が一般系の有料ですよ。もしこれが本当に十九年度までにそうなって、全体のごみ量が減りました。二十三区のごみを、機械を回すために世田谷に集中してくるような方向になっては、絶対にこれはいけないわけで、ところが、それを拒否するだけのものが今の段階で世田谷区にはないということですよね。つまり、そういうふうに振り回されるだけ振り回されて、本当に各区で自区内処理に変わったときに、この工場を本当に必要としているか、工場に振り回されることがないのかというのが非常に今から心配されるんですが、区はそういった意見も、この入札にかかって意見をしたり、説明をしたり、環境の配慮の面も含めて、一部事務組合に訴えてきたということなんですか。 ◎藤野 計画担当課長 当然、区主体で清掃事業を回していく中で、ごみ量の把握というのは一番根本のところにあるというふうに認識してございますし、そのごみ量が長期にわたって減量をされていくように、私どもとしても最大限の努力を重ねてきているところでございます。  そうは言いながら、先ほどのごみ量のご報告の中でもありましたように、なかなか減少傾向が目立ってといいましょうか、大きく進んでいかない。一人当たりのごみ量は、若干ずつでございますが、減っているところでございますが、ご案内のとおり、人口規模がふえているというような状況もございます。特に特別区内は、二十三区全体、人口も全体として増加傾向にございまして、世田谷区のみならず、中心区の方でもふえている中では、二十三区全体で共同処理をしていく、その中の一つの工場としての世田谷清掃工場の位置づけてございますので、現時点では、この規模というのは二炉の形で必要であると判断せざるを得ないのではないかというふうに考えてございます。 ◆新田勝己 委員 今、山口委員から、私はごみ減量のための有料化の話をしたわけじゃなくて、有料化すれば、ごみの減量が行われるだろうという国の判断のもとで地方自治体に有料化を進めるべく法律の改正をしようとしているというところを、僕は現象を申し上げたんです。  私は、清掃議会の一員でありましたし、世田谷清掃工場の、なぜ百五十トンの二炉、三百トンの焼却能力なのかということも実は質問してあります。そういう中では、やはり二十三区全体の形の中で、例えば渋谷区は、区のごみの量にしては焼却能力の少ない清掃工場を持っていらっしゃいます。当然先ほどもブロックの話だとかなんとかが出ましたけれども、今は二十三区一体となってやっていらっしゃるということで、一一五%余剰焼却能力を持たなければいけない、また、今のこの推移でいっても〇・何%しか減っていないという現象の中で、この数年、多分激減するということはないでしょうし、もし激減して清掃工場を使わなくなれば、例えば古い清掃工場であるならば、それは壊しちゃったっていいんじゃないかなと逆に思うところもあるわけですよ。  そういう形の中で、将来的に予測というのは、清掃一部事務組合もやっていたということの報告はします。さきの山口委員の、将来的にごみ減量になったとして、なぜ今百五十トンの二炉なのかという話を私に関連されてお話をなされたから、まずそれは、僕はそういう意味合いでごみの減量の有料化の話を絡めて話したんじゃありませんよというのが一点。  それから、清掃議会の中の一員として、世田谷工場が百五十トンの二炉の総量三百トンの焼却能力というのは、私はそういう説明を受けましたよという報告、それだけです。 ◆下条忠雄 委員 そんな議論をしたってしようがないじゃないか。 ◆山口拓 委員 何が言いたいのか。
    ◆新田勝己 委員 何が言いたいって、今そう言われたから、僕は議会の説明を受けましたという報告をしたわけですよ。 ◆下条忠雄 委員 今、そんなことをしたってしようがないんだよ。もう入札したんだから。それをあなたは、頭の中でして、それはちゃんとこういうことだと言って、むだな議論はしないようにしよう。 ◆長谷川義樹 委員 ただ、ごみ有料化をする場合、それが仮定としますよね、これから議論されてきて、ごみを出すと金がかかるよとなると、少なくなる。ごみの有料化をしている自治体は、今かなり多いんです。それで三割とか四割減らしたとかという、そういうこともちょっと聞いていますよ。そうなると、それが十九年度になって、それ以降の話になるだろうと思うけれども、廃棄物の処理というか、ごみの問題というのは、かなり国を挙げて取り組んできたときに、果たして三百トンはこの計画のままで――最初は六百トンだったのが三百の半分にしたんだよな。あれはひどい話だと僕は思うけれども、そういうごみを排出する区民意識が、有料化によってかなり変わるだろうと思う。今の有料化ではだめですけれども、ごみ袋を買ってやるとか、そういうのじゃなくて、かなりそれなりのハードルをつけていくと、はっきり言うと、ごみを出さない。出すとお金がかかる。そうすると、やっぱり減量化に結びつく。そうすると、山口委員が言ったようなことも、僕はあり得るだろうと思っているんです。このままずっと永遠にごみ量が推移しないでそのまま一直線、平均値でいくとは思えない。だから、その辺がやっぱり行政側としても、もちろんこれは出ちゃっているんだから、それを何とかというわけにはいかないから、この辺をやっぱり考慮していただければと思いますね。どうですかね、先の見通しみたいなものは、どういうふうに考えるか。 ◎堀川 清掃・リサイクル部長 ごみ量を今後どういうふうに見ていくかというのは、多分に願望が先行するのかなというのも、行政としてごみを減らしていかなければならないという、当然そういう基本的姿勢で臨んでいかなければいけない。ただ、そういう基本スタンスの問題と、現実問題として、確実に行政なりを、ごみ量をコントロールできる具体的ツールと申しますか、手段を完全に持ち合わせているかどうかというのは、理屈の世界と現実のギャップは多少あるんだろうと思います。  それで、先ほどからごみ量に関しても申し上げていますように、区収集のもの、行政収集のものについては、一定程度いろんな仕組みというのは資源回収の方でやっておりますけれども、特に事業系のごみに関しては、なかなかいい手段を行政としては持ち合わせていない。この間、かなり事業系のごみは減ってきているというふうに言われておりますけれども、一部分的には、この間の景気変動というのも影響を受けているのではないかと、そういう見方をする人もいらっしゃる。そうしますと、次第に景気が上向いてきているという中で、事業系のごみを本当にどこまでコントロールできるかというのは、かなり難しい話だろうというふうには、行政の手段としては思っている。  家庭ごみの有料化についても、二十三区としてもこれからきちんと議論していこうということでやっておりますが、先進都市を見ますと、入れた当初は確実にごみの量は減っているということは言えるようでありますけれども、何年かしたときにまた戻ってくるですとか、今ご指摘いただいたように、有料化の方式をどうするかとか、その辺がまさに東京二十三区にふさわしい、ないしは世田谷にふさわしい、本当に減量に結びくやり方ということをこれからまさに議論していかなければいけないということで、それを前提にして清掃工場にすぐ結びつけていくのは、ちょっと現実問題としては、処理をする責任を負う行政としては、現時点では難しのではないかというふうに思っております。 ◆竹村津絵 委員 このガス化溶融炉導入に当たっては、国の方針として、最終的なごみ量を減らすために溶融技術を持った施設に補助金を出すという方針が根底にあって、事務組合もこのガス化溶融炉選択ということに至ったとは思うんですが、先日、三位一体改革の中で、来年度からごみの処理施設についての補助金をなくすという話が一方で出てきましたよね。こういうふうになってきますと、本当に根底がちょっと見えないというか、根拠がまたどうなのかなというのがあります。  それからもう一点、一月二十八日に行われました議員対象のガス化溶融炉学習会の際に、藤吉先生がおっしゃったのは、実績のある炉であれば技術的にもいい、ガス化溶融炉だ、ストーカ炉だということでくくれなくて、メーカーごとの差が出てくる思う。実績があればいいと思うというようなお話もありました。それで、その際に資料が提供されまして、それにはアルファベットで、ちょっとはっきりとメーカー名は出ていませんでしたが、今回の川崎重工を資料に従って見てみますと、今、滋賀県で三七・五トン、非常に小さいものを二基、そこのデータによりますと、それしか実績がないんですね。その後、何件か落札したところがあるかもしれませんが、先ほど藤野課長からも説明のあった、実績があることを前提に技術審査もしたというお話ですと、私たちとしては、今私たちが持っている情報と現実とが乖離しているという懸念が非常にあるんです。  実際には、やはり国の方針、それから東京都の方針を受けて事務組合が動いているとは思いますが、先ほど国庫補助のことも指摘しましたように、国も方針を変えてきていますし、また、東京都も廃棄物審議会の中で、プラスチックを今後どうするかということを大きな方向転換を図ろうとしているんですね。こうなってきますと、やはり区の意見というのが区民にとっては非常に重要であるというふうに思います。  ですので、事務組合の事業とはいえ、世田谷は当該区でありますし、事務組合、二十三区の合同体というふうに思ってもいいと思いますので、ぜひ積極的に意見を言っていただいたり、それから、この委員会の方にも、やはり先ほど栗林委員からもご指摘のあった情報公開、皆さんからご指摘がありました、なぜこのメーカーのこの機種に至ったのかという情報を、ぜひ区の方から委員会に出していただくことはできないものでしょうか。それについて伺います。 ○山木きょう子 委員長 先ほど藤野課長の方から、説明にというようなお話をいただいているということは、今の状況として報告がありましたので、もし藤野課長、何かありましたらば。 ◎藤野 計画担当課長 私どもの方で、一部事務組合から資料を取り寄せてという話でも、なぜ川崎重工だったのかという、その部分についての資料というふうになりますと、それは入札、落札の結果だというふうに、恐らく一部事務組合の方から言われてしまうだろうというふうに考えられます。  したがいまして、今委員長からもお話がございましたけれども、一部事務組合としても、ぜひ説明をさせていただければというふうなお話を伺っておりますので、そういう場が設けられますれば、それこそ、それぞれのご懸念の部分等について、そこで質疑応答が可能ではないかというふうに思うところでございますが、いかがでございましょう。ご答弁にならなくて大変恐縮なのですが、申しわけありません。 ◆下条忠雄 委員 これをやってどうするの。もう決まっちゃったじゃない。決まって落札して、もう工事工程だって……。それで変わるということだったら意味があるけれども、それはいいものをちゃんとつくってくださいと言うしかない。それしかないでしょう。余り幼稚な議論をすると笑われるよ。 ◆羽田圭二 委員 それも含めてなんですけれども、つまり、明らかにするというのは、先ほど来出ていますけれども、世田谷区に、言いかえれば新たな清掃工場がつくられると。これは、この間いろいろと不安も含めて寄せられていたということは我々は認識しているわけですよね。それだけに、入札の経過、例えばA、B、C、D、E、幾つかの事業者がいて、最終的に川崎重工というところに決まったわけですけれども、要するに、よく入札の検討をする場合には、ここはいいけれども、この点が悪いとかいろいろありますよね。先ほども出ていましたけれども、環境面では前進しているけれども、ほかの面では余りよくないとか、それはそれで幾つか検討材料があるはずなんです。そういうことも区民の前に明らかにするということが、この間の経緯からいうと重要なのではないかと思います。それがあるから、単純に落札しちゃったからそれでいいではないかということにはならないのではないかという見解なんですよ。先ほどの検討内容をどういう検討をされてきたかという概略はわかりましたけれども、詳細について資料等を求める、あるいは説明を求めるということができるかどうかということですね。僕は、それは区の方としてぜひ求めていただきたい。その上で議会等で報告がいただければと、そういうことなんですが、その辺はどうでしょうか。 ◆下条忠雄 委員 区議会の議員が、この業者はよくて、この業者は悪いなんて言えますか。そんなことを言ったら、その議員とその業者とつながっていると思われちゃうよ。そんなの談合だよ。こういうふうに、それぞれ技術の調査をして四社にしたわけでしょう。それはそれなりの、向こうとしては問題があってはいけないから、相当やはり技術の審査をしたと思いますよ。あとは入札ですよ。入札がすべてですよ。よりいいものをより安くやるということで落札したことが、それがすべてなんです。今さらそれを、この業者がどうのこうのって、こっちがいいんじゃないか、あっちがいいんじゃないかと資料を持ってそれを議論するということは、全くおかしな、ナンセンスな議論だと思うよ。後で、この業者が悪くて、次に何かやったときに、この業者が悪い、いい成果物をちゃんとつくらせなくちゃいけないわけだけれども、悪かったといったら、次はこの業者はだめじゃないかというのが議会としてやめさせることはできるけれども、これは今はできないよ。 ◆羽田圭二 委員 私が求めているのは、それを求めているんじゃないんです。言葉が足りないかもしれませんけれども、つまり、議会が入札、A、B、C、D、Eの業者について改めて検討を加えるということを求めているんじゃないんです。つまり、何で決まったのかという検討内容の詳細を出すということは、この間の経過からいって必要なのではないかということを言いたいんです。 ◆長谷川義樹 委員 今の話なんだけれども、それは僕も必要ないと思う。ただ、問題は、今度流動床式に決まって、電気加熱式に決まったよと。これはどういうものなのか、それについての安全面だとか、さまざまなことについては、一組は議会に説明に来るというんでしょう。それは説明を受けたらいいので、そのときに、なぜ入札がどうなったかという話は、下条委員の言うとおりですよ。そんなことは言ったって意味がない。問題は、もう決まったんだから、それについて住民に対する環境面はどうなのかと、それはどういう趣旨なのかということは僕も知りたいですよ。そういうことは実際に教えてもらえばいいんじゃないですか。 ○山木きょう子 委員長 今、清掃工場建設工事の入札結果についてというご報告だったんですけれども、皆様から、いろいろなご意見とか、こういうところはどういう経過なのだというふうなご意見が出まして、先ほど理事者の説明にもありましたように、今の時点で一組の方から、そういうことも含め、内容等については詳しくはまだ伺っていませんけれども、来たいというご提案があるそうなんです。その件について、また後ほど協議事項の方でそのことをどうするかということをお話しさせていただきたいと思いますので、そういったところでよろしいでしょうか。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に、(5)家庭ごみ夜間収集実験地区の選定について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎藤間 事業課長 それでは、家庭ごみ夜間収集実験地区の選定についてご報告申し上げます。  かねてご案内のとおり、家庭ごみ夜間収集実験を行うこととされましたが、その部分で地区を公募させていただきました。このたび、その地区を選定しましたので、ここにご報告させていただきます。  1、公募の期間でございますが、本年の四月一日から四月三十日の間に公募をしました。  2、公募の周知、公募方法の部分でございますが、四月一日号の「区のおしらせ」を中心に、ホームページ、エフエム世田谷等を利用しました。  3、実験地区の申込状況でございますが、申し込みについては、二地区ございました。  4、その結果の選定の実施地区でございます。  まず、(1)でございますが、世田谷清掃事務所管内、①場所でございます。世田谷二丁目十番ほかでございますが、別紙1で、恐縮ですが、裏面をごらんいただけますか、裏面二ページに当該地区の地図が添付してございます。  それでは、恐縮ですが、もとへ戻っていただけますか。②実施期間でございますが、本年の九月一日水曜から十月三十日土曜日まで。③世帯数でございます。約七百世帯となってございます。④ごみ種及び収集曜日でございますが、可燃ごみが水曜日と土曜日、不燃ごみが金曜日でございます。  続きまして、(2)の地区でございます。玉川清掃管内になってございますが、まず、①場所でございます。奥沢三丁目七番、別紙2でございます。これも恐縮ですが、三ページ目をごらんいただきたいと思います。ちょっと地図の部分が薄くて恐縮でございますが、地図真ん中よりちょっと下の部分の地域でございます。  それでは、もとへ戻っていただきまして、実施期間でございますが、本年八月三十日月曜から十月二十九日の金曜日。世帯数でございますが、約三百世帯となってございます。④ごみ種及び収集曜日でございますが、可燃ごみが月曜日と木曜日、不燃ごみが金曜日となってございます。  5、今後のスケジュールでございますが、選定地区が確定しましたので、今後、六月から七月にかけて、対象地区はもちろんのこと、周辺にお住まいの関連の住民の皆さんを含めて周知説明をさせていただく。八月について、「区のおしらせ」で一般の区民に周知をさせていただく、以上の予定になってございます。  以上、報告いたします。 ○山木きょう子 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆新田勝己 委員 実験地区申込状況が二地区となっていますよね。ということは、これは区民は夜間収集の実験ということで申し込みが少なかったのか、夜間収集というのは、今のところ区民は余り考えていないのか。それとも、公募期間、公募周知の仕方が悪かったのか、何なのでしょうか。 ◎藤間 事業課長 今委員ご指摘の部分で、申し込みの二地区というご報告になってございますが、公募させていただいたところ、幾つかの団体といいますか、地区からのご相談等はございました。それとあと、広報に掲載しまして、個人のお宅から私のうちを夜間収集実験にしてほしいなどというご要望を含めては十数件ちょうだいしました。今委員ご指摘の、この結果が、公募の方法のありようの問題ですとか、どこにあったのかについては、今の段階で、ちょっとまだ分析をしかねてございます。 ◆新田勝己 委員 僕は、夜間収集実験というのは、やってみてその結果を知りたいと思っているし、夜間収集もやりたいと思っている人間の一人でありますから、それを前提に話をするんですが、今、相談があった地区もあったと。区の方に相談があって、区が相談に乗って、あなたのところは無理よという形の中で判断したんだろうと思いますが、奥沢地区は議員さんが町会長で商店会長も議員さんなんだよね。だから余り地区的には、何か実験するにしてはちょっと生臭いと思うんだよな。同じ町会でもどこか違うところでやればいいんだけれども、商店会長であって、町会長さんというのは、余りよくないなと。相談があったときは、ほかのところも考えられたんじゃないかとふっと思いましたと感想を述べさせていただきます。 ◆下条忠雄 委員 大体、こっちから頼み込んだんだろう。そうとしか思えないよ。やるところがなくて頼み込んだんだ。ちょっとこれは、今ほかの委員が言ったように、そういうのはやめた方がいいな、そういうところは。そもそも議員が町会長をやったり商店会長をやっているなんていうのは全くおかしな話なんだ。おれがいつも言っているとおり。そういうところと癒着をしてこんなことをやること自体が、あなた方、おかしいよ。  それから、ここだってオオゼキがちょっと出てきたところでがたがたしているところだろう。両方とも純粋な住宅地域じゃないじゃない。商店街だからね。こっちだって、そういう奇妙なところだよ。世田谷通りに面している。こっちもこういう広い通りに。そういうところをやるというのはおかしいと思うよ。だから、やってくれというところがないんだよ。だから無理やり頼んだのか、あるいは向こうから申し出てきたのか知らないけれども、こういうのはやめた方がいいな。  それからもう一つ、カラスが最近おれのところからいなくなった。うちのところは神社があって物すごいカラスだったの。もううるさくて、うるさくてどうしようもなかったが、今ほとんど見ないね。東京都が大分捕まえて少なくなったと新聞に出ていたね。三分の一ぐらい捕獲したのかな。だから、カラスのためにこんな金を使って、税金をむだ遣いしてやること自体がおかしいよ。熊本区長だって公約をどんどん変えているんだから、こんな公約はやめちゃいなよ。 ○山木きょう子 委員長 ご意見ということでよろしいでしょうか。 ◆羽田圭二 委員 今のお話にもありましたけれども、かなりいろいろ努力をされて、最終的にこの二つが選ばれたというか、二つしか最終的に残らなかったのかもしれませんけれども、そういう経過があると思うんです。そうすると、かなり実験の結果等についても細かく分析していかないと、これをもって成功したとか、うまくいったとかいう話にはならないのではないかと思うんです。それは立地の問題もありますよね。例えば奥沢の商店街に面していること、それから、先ほど言われたように、世田谷通りに面していますよね。だから、そういう単純に住宅街ではないとかいうことも含めて、それはぜひ細かく分析される必要があるのではないかと。それを意見としてつけ加えておきたいと思います。 ◆下条忠雄 委員 意見じゃなくて、やめろとちゃんと答弁させなよ。 ○山木きょう子 委員長 今、羽田委員はご答弁を求められているんですか。 ◆下条忠雄 委員 まあ、いいやいいや。 ◆長谷川義樹 委員 確かに、夜間収集というのを是か非かと町の中で議論して、なるほどこれはおもしろいなと、そういうのじゃなくて、急に区の方からやってみないかという話になって、アプローチの仕方がかなり問題になっているんじゃないかなと。問題があったようなやり方をすると、羽田委員が言ったように、これは実験結果が、そもそも本来の目的の実験結果にならない。そうすると、夜間収集そのものが果たして明確な形で位置づけができていないのは変な議論になってしまうという可能性があるんですね。  だから、その辺、そんなに性急にやることはないと思いますよ。やっぱりよく話し合って、その上でやろうというところが、世田谷全体の中のモデル地区みたいな形でちゃんと位置づけがあった上でやって、そうすれば、その報告なりなんなりはそれなりに意味を持つかもしれないけれども、何か無理してお願いしちゃったようなところでやって、果たしてそれが実際の夜間収集の本来の意味を吸収することができるのかどうかというのはちょっとわからないんです。僕もそういうふうに、意見として言っておきます。 ◆下条忠雄 委員 そもそも区民ニーズがないところで、上から区長が公約でやったからやるんだというのは、それはおかしいよ。だから、こんなていたらくになるんだ。区民が、私はそういうことでひとつやりたいということで、そういう要求がいっぱい出てきたときにやるべき問題であって、発想が逆なんだ。天下りだ。それはだめ。 ○山木きょう子 委員長 ご意見ということで。  では、今、夜間収集実験はさまざまなご意見が出ましたので、理事者の方もご理解いただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 それでは、その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山木きょう子 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に資料配付ですが、東京都廃棄物審議会による「産業廃棄物適正処理の徹底について 廃プラスチックの発生抑制・リサイクルの促進について―答申―」が席上に配付されておりますので、後ほどごらんください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に、協議事項に入ります。先ほど入札のことで、いろいろ皆さんからご意見、ご質問がありましたけれども、説明会を実施していただいたらどうかというようなご意見も多かったように思います。この件については、内容によるかとも思いますけれども、皆さんここで、もしぜひ説明にということであれば、またそれに向けて正副で考えたいと思いますけれども、まず、説明に来ていただくということに関しては、皆さんのご意見をいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◆菅沼つとむ 委員 中身は。 ○山木きょう子 委員長 内容については、まだこれから一組の方に伺いながら、もし内容についてどうするかというご判断というふうに皆さんお考えならば、ちょっと内容を問い合わせた結果ということにしても構いません。 ◆長谷川義樹 委員 説明に来るのは、一組の技術屋さんなのか、それとも川崎重工の担当者が来るのか、それだけでも随分違うんだよね。やっぱりつくるの方の人がノウハウを持っているから、その辺に来てもらうということが、一組はその辺を考えているのかしら。 ○山木きょう子 委員長 川崎重工とは言っていないんです。その辺について、藤野課長、何かありましたら。 ◎藤野 計画担当課長 具体的な説明の手法等については、特に一部事務組合の方から伺っておりませんですが、住民説明会の際には、解体工事の説明会のときの様子をちょっと思い出しますと、工事業者が一緒に後ろの方に入っていたような記憶がございますので、恐らく今回の本体工事の工事説明会も、業者は九月の中旬のときには後ろにオブザーバー的に入っていると思うんですね。ですから、それの前にという一組の意思がそこまで含めてかどうかは、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○山木きょう子 委員長 では、そういった内容のことが大分左右すると思うんですけれども、例えば、こちらから技術の方をというような要望はできるんでしょうか。 ◎藤野 計画担当課長 せっかくの機会ですので、何点かについて、ご提案、ご意見ございますれば、一組の方に伝えさせていただきます。 ○山木きょう子 委員長 わかりました。  では、皆さんからのいろいろなご要望もあると思うんですけれども、今出たことも含め、説明会をどのようにするかということを、もし今ご意見があれば言っていただければ、それに向けて考えたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。  では、内容について、またこちらからの要望も申し上げまして、一度説明会を行うような方向で、少し正副の方で預からせていただいて調整させていただきたいと思います。それで、この件については、次回の委員会において、日程、それから内容、どういったことになるのかといったことも含めて、また、もしやるに当たっては、全議員対象になるのかといったことも含めて提示したいと思いますので、その方向でよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山木きょう子 委員長 では、そういうことで正副で預からせていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 次に、次回委員会の開催について。次回委員会は、第二回定例会の会期中になりますので、後日決定される議会運営委員会での会期日割にもよりますが、六月十七日木曜日午前十時から開催するということで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山木きょう子 委員長 それでは、次回委員会は六月十七日木曜日午前十時から開催する予定といたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○山木きょう子 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山木きょう子 委員長 特にないようですので、以上で本日の清掃・リサイクル対策特別委員会を散会いたします。     午前十一時四十二分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   清掃・リサイクル対策特別委員会    委員長...